サロン専売化粧品のOEMで差別化を実現!~顧客の継続的な来店につながるオリジナルスキンケアの作り方~

美容サロンを運営されている皆さま、いつもお客様に満足していただくために日々工夫を重ねていることと思います。サロンメニューの充実はもちろん、接客や空間づくりなどにもこだわりを持って取り組んでいることでしょう。でも、ほかのサロンと差別化を図るには、まだ何か特別な“強み”が欲しいと感じていませんか?

そんな方におすすめなのが、サロン専売のオリジナル化粧品を作るという方法です。自分のサロンだけの化粧品があれば、他にはない独自の魅力を発信できるだけでなく、お客様との継続的な関係づくりにも役立ちます。そして、こうしたオリジナル化粧品を実現するうえで強力なパートナーとなるのが、化粧品OEMサービスです。

本記事では、サロン専売化粧品をOEMで開発するメリットから、具体的なスキンケア商品の作り方、さらに顧客満足度と来店頻度を高めるポイントまで、じっくりと解説していきます。サロン経営に新しい武器をプラスしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


1. サロン専売化粧品のメリット

サロン専売化粧品のメリット

1-1. 他サロンとの差別化

美容サロンが数多く存在する現代において、お客様から選ばれるためには“ここでしか体験できない”価値を提供することが大切です。サロン専売のオリジナル化粧品は、その価値を具体的に形にしたもの。メニューや施術は似通っていても、商品が違えばサロンのイメージや世界観を鮮明に打ち出すことが可能です。

1-2. 顧客の継続的な来店につながる

施術後、自宅でもサロンと同じケアができるオリジナル化粧品を使うことで、お客様は「より効果を実感できるのではないか」と期待を持つようになります。さらに使い切った後はサロンへ再来店し、商品をリピート購入する方も増えるでしょう。こうした“再来店の動機”が明確になることで、安定した売上と顧客ロイヤルティの向上が期待できます。

1-3. ブランド力・信頼感の向上

「オリジナル化粧品を持っているサロン」と聞くと、どこか特別感やプロフェッショナルなイメージを覚えませんか?独自ブランドを確立することで、他店との差別化はもちろんのこと、サロン自体の信頼度アップにもつながります。結果として、口コミやSNSでの話題も生まれやすくなります。


2. なぜOEMが選ばれるの?

なぜOEMが選ばれるの?

オリジナル化粧品を作るには、処方開発や製造ラインの確保など、専門的な知識と設備が欠かせません。そこで力を発揮するのがOEM(Original Equipment Manufacturer)という仕組みです。OEMでは、サロンが理想とする化粧品の企画・開発を、専門の製造業者に委託することができます。

2-1. 開発コストを抑えられる

自前で化粧品工場を持ち、研究・開発を行うには、莫大な資金と人材が必要です。OEMを利用すれば、サロン側は製品のアイデアやコンセプトを提示するだけで、製造設備や人件費などの大部分をOEMメーカーがカバーしてくれるため、初期投資を大幅に削減できます。

2-2. 高品質な商品開発が可能

OEMメーカーは、豊富な経験と専門知識を持っており、最新の研究結果や市場トレンドにも精通しています。サロンの要望をプロの視点で補完しながら、安全性と効果の両面を兼ね備えた高品質な化粧品を作り上げることができます。

2-3. 小ロット対応も柔軟に

近年では、小ロットから受注可能なOEMメーカーも増えています。サロンの規模に合わせて必要な分だけ製造できるため、在庫リスクを抑え、売れ残りの心配が少ないのもメリットです。


3. サロン専売化粧品でおすすめのスキンケアラインナップ

サロン専売化粧品でおすすめのスキンケアラインナップ
洗い流し酒粕パック3種類 数量:月間累計各3万本

サロンと相性が良いのが、トータルで使えるスキンケアラインです。フェイシャルエステやマッサージなど、美容効果を求めるお客様が多いサロンでは、以下のようなアイテムを揃えると、サロン施術とホームケアの相乗効果を実感してもらいやすくなります。

3-1. クレンジング・洗顔料

サロン帰りの肌を守るためにも、不要な汚れやメイクを優しく落とせるクレンジングや洗顔料があると便利です。オイルタイプ、ミルクタイプ、泡タイプなど、肌質や好みに合わせた展開が喜ばれます。

3-2. 化粧水

肌に水分を与える最初のステップとして、サロンのコンセプトや成分こだわりを反映しやすいアイテムです。高保湿タイプや敏感肌向けの低刺激タイプなど、お客様の悩みに合わせて提案できると、信頼度が高まります。

3-3. 美容液

サロンならではのプロフェッショナル感を出しやすいのが美容液。エイジングケア、ホワイトニング、ニキビケアなど、機能性の高い成分を取り入れて差別化を図りましょう。美容液は単価も高く、売上アップにつながる可能性が大きいアイテムです。

3-4. クリーム

保湿や栄養補給の仕上げとして使用されるクリームは、お肌のうるおいを長時間キープする重要な役割を担います。香りや使用感が良いクリームを用意すると、お客様にホームケアの満足感を高めてもらえます。


4. OEMでオリジナルスキンケアを作る流れ

OEMでオリジナルスキンケアを作る流れ

実際にサロン専売の化粧品を作る際には、以下のステップを踏むことが一般的です。

4-1. 商品企画

まずはサロンのコンセプトやターゲット層、悩みを解決する機能など、化粧品の方向性を明確にします。どんな肌タイプに向けた商品なのか、どのような成分を使いたいのか、価格帯はどれくらいにするのか、といった基本的な要素を固めましょう。

4-2. 処方設計

OEMメーカーの開発チームと相談しながら、実際の処方を決めていきます。例えば、敏感肌向けに刺激の少ない成分を使うのか、それともエイジングケアのために抗酸化作用のある成分を配合するのか。専門家のアドバイスを受けつつ、理想の使い心地と効果を実現するために細部まで検討します。

4-3. 香り作成

スキンケアは日常的に使うアイテムだからこそ、香りも大切な要素になります。調香師の力を借りて、サロンの雰囲気やブランドイメージに合った香りを追求しましょう。

4-4. 試作品・エビデンス確認

処方と香りが固まったら、試作品を実際に作って使用感をチェックします。最新の肌診断機器などを使い、使用前後の肌状態を数値化してエビデンスを取得すれば、お客様にわかりやすく効果をアピールできます。

4-5. パッケージ・デザイン作成

商品が完成したら、最後の仕上げはパッケージデザインです。サロンロゴや色、形状にこだわり、自分たちだけの世界観を表現しましょう。高級感を演出する容器やエコ素材のパッケージなど、ブランドイメージに合った選択が大切です。

4-6. 薬事申請・品質管理

化粧品を販売するうえで薬機法の遵守は必須。OEMメーカーが薬事申請や品質管理のノウハウを持っているため、安心して任せられます。安全性と法令遵守を徹底し、お客様に信頼できる商品を届けましょう。


5. サロン専売化粧品を効果的に活用するコツ

Planning Chart for Financial Project

サロン専売化粧品が完成しただけでは、まだ“宝の持ち腐れ”になってしまうことも。上手に販売促進とリピート獲得につなげるためのコツをご紹介します。

5-1. カウンセリングとセット販売

施術後に、お客様のお肌の状態をチェックしながら、サロン専売化粧品でのホームケアを提案してみましょう。「あなたの肌には、こちらの美容液がぴったりです」といった具体的なアドバイスがあると、商品への興味と信頼が高まります。洗顔料からクリームまでをひとつのセットとして提供するのも、客単価アップに有効です。

5-2. SNSやブログでの情報発信

Instagramやブログを活用し、開発ストーリーや使用感テストの様子をこまめに発信することで、お客様の購買意欲を刺激します。ビフォーアフターの写真や実際に使った感想などを紹介するのも効果的です。サロン専売化粧品の魅力をしっかりアピールしましょう。

5-3. ストック割引・定期購入

使い続けることで効果を実感してもらえるよう、ストック割引や定期購入のシステムを設けてみましょう。商品が減ってきたタイミングでサロンに足を運んでもらい、再度施術や他のアイテムを提案できるメリットがあります。

5-4. お客様の声を積極的に収集

実際に商品を使ったお客様の声は、最大の信頼材料となります。アンケートや口コミを積極的に集め、それをSNSや店舗で紹介することで、まだ購入を迷っている方への後押しにもなります。


6. 化粧品OEMで成功するためのポイント

スキンケア

ここまで、オリジナル化粧品の開発から活用方法までを解説してきました。しかし、本当に成功するためには全体を通した視点が必要です。以下に、さらに踏み込んだポイントをまとめます。

6-1. 施術と商品の相乗効果を明確に伝える

サロン専売化粧品は、サロンでの施術との相乗効果が最大の魅力です。施術後のホームケアとして、どういった効果が期待できるのかを具体的に説明し、「この施術+この化粧品」で肌悩みを解決 というストーリーを作りましょう。

6-2. ターゲット層と価格設定のバランス

高級路線であればラグジュアリー感を重視し、カジュアル層向けなら手に取りやすい価格帯で展開するなど、ターゲット層と価格設定の整合性が重要です。サロンの客単価や主要顧客層を考慮しながら、無理なく続けられる価格帯を設定しましょう。

6-3. 定期的なリニューアルや限定品の展開

同じ商品を長く販売するのも良いですが、時には限定品や季節限定フレーバーを投入することで、新鮮さをキープすることができます。お客様に「常に進化しているサロン」というイメージを持ってもらえれば、リピート率もさらに高まるでしょう。

6-4. プロモーション戦略を多角的に

サロン内での口頭説明だけでなく、SNSやブログ、地域のイベント参加など、複数のチャネルを使って告知を行います。サロンの世界観を大切にしながら、魅力が多くの人に伝わるように工夫しましょう。

6-5. OEMメーカー選びは慎重に

最終的には、信頼できるOEMメーカーとのパートナーシップが鍵を握ります。実績や小ロット対応の有無、サポート体制、薬事対応の経験などを確認し、長期的に協力していける関係を築くことが大切です。


7. まとめ:顧客との強い信頼関係を築くために

サロン専売の化粧品を導入することは、他店との差別化を図るだけでなく、顧客との強い信頼関係を築く有力な手段でもあります。施術だけではカバーしきれないホームケア部分をオリジナル商品が補うことで、お客様の満足度が高まり、継続的な来店につながるのです。

そして、これらのオリジナル化粧品をスムーズに開発するために不可欠なのがOEMメーカーの存在です。専門的な知識や設備が整ったOEMメーカーと手を組めば、サロンのイメージや要望を反映した高品質な化粧品を、コストを抑えつつ効率よく開発することができます。

ぜひ、自分のサロンだけのオリジナルスキンケアラインを持ち、施術との相乗効果でお客様の“キレイ”をより長くサポートしてみてください。あなたのサロンが、多くの人に愛される空間になることを願っています。

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    Maho Nishimuro

    大手化粧品OEMメーカーで100社以上の企画製造を担当 シャンプートリートメントで訴求性分&香り&容器デザインを担当し、それぞれ100万本以上の大ヒットを記録する リルビューティー 企画製造部門立ち上げ

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